高校2年生の夏休み、南アルプスの三伏峠小屋で23日間(8月1日〜8月24日下山)、住み込みのアルバイトをしてきた。
きっかけは、2026年の3月頃に学校の授業でたまたま三伏峠小屋の小屋番の人が来てくれたこと。部活の顧問の先生とのつながりがあって、その時に「バイトする?」と誘ってもらい、夏休みにやることになった。部活の顧問とのコネって感じだ。
この記事は、その前半(8月1日〜8月11日)の日記。
8月1日(1日目):20kgの荷物を背負って入山

10時に鳥倉登山口から、部活が同じ友達と2人で登り始めた。無線機とかいろいろ荷物を積みすぎて、飲み物を除いて約20kgの荷物になった。登りはきつかった。2人で「疲れた、下山するか〜(笑)」みたいなことをずっと言い合いながら登った。
14時15分頃に三伏峠小屋に到着。

着いてすぐ、14時半から18時半まで働く。自室に戻れたのは19時半頃。 スマホの電波は入らない。この日はインターネットが繋がらないためすぐに就寝。就寝時刻は20時半頃。
8月2日(2日目):雨の小河内岳と、崖のお気に入りスポット
5時半起床。荷物を運んだりした。 スマホの電波は入らないけど、この日(2日目)から山小屋のスタッフ用Wi-Fi(Starlink)に繋げることができた。おかげでここからは快適なインターネットライフを送れた。
11時からおやすみだった。 13時半から友達と小河内岳に向かった。途中ですごい雨が降ってきて、前小河内岳と烏帽子岳の中間くらいで引き返して帰った。
17時から賄いを作った。冷凍餃子をフライパンで解凍?しただけだけど、いい感じになったからおけ。
ご飯のあと、友達にお気に入りスポットを教えてもらった。たぶん小屋の人しか行けないエリアで、すっごい開けてる崖。芝生でとっても気持ちいい場所で、たまに鹿とかもいる。
21時前就寝。
8月3日(3日目):水上げ、外トイレ掃除、限定モンベルTシャツ
5時45分起床。 朝、受付のやり方と水上げを学んだ。水上げは、朝にポンプを稼働させに行くだけの仕事で、交代で基本的に毎日やる。一人で30分くらい暇してれるので嬉しい。
あとは、外トイレの掃除をした。この時代にこのことできるのは貴重な経験だと思う。内容はご想像にお任せします。
昼から受付をやってた。難しいけど、だんだん覚えてきた。 昼、ご飯の前に1時間休憩があった。その後お風呂に入った。洗濯もした。 ご飯を食べたら受付とかにいた。あとは、食堂のお手伝いとかしてたらいつの間にか一日が終わってた。
あと、モンベルTシャツ(三伏峠限定)を貰えて嬉しかった。
今日休みだった友達が小河内岳に行って雷鳥を見てて羨ましい!今度僕も絶対見たいと思う! 21時前就寝。
8月4日(4日目):崖でアンテナ設営、モールス信号

5時45分起床。今日は、トイレのやつやった。この時代にこんな経験出来るの貴重。もうやりたくはないけどね。
12時半から15時まで休憩。その間に無線機を持って、教えてもらった崖に行ってアンテナを立ててみた。モールスが聞こえてテンション上がった。アマチュア無線はいつもこの崖でしてた。
そのあとは、お仕事して、夜に1泊で来ていた毎日新聞社の人とお話した。いろんな話を聞いた。なんか取材のやつが新聞になってたみたいだけど、細かい話は覚えてない。 21時半頃就寝。
8月5日(5日目):6合目付近からの荷物運び

5時半起床。今日は6合目付近から小屋まで荷物運びをした。歩荷というほどのものは運んでないけど、登山道の整備のための足場を運んだ感じ。だいたい15kgくらいじゃないかな。きつかった。これをやって、何十キロも背負ってる歩荷の人のすごさを感じた。
13時から15時まで休憩。その間に崖に行ってアンテナを立ててモールスを出してみた。返っては来なかったけど、勇気出せて良かった。
18時からご飯を食べて、全部終わって自由になったのは19時から。 明日は休みだから塩見岳に行く。20時半就寝。
8月6日(6日目):真夏の寒さと、休日の塩見岳登山

5時40分起床。着込んだのに、めちゃくちゃ寒くてあんま寝れんかった。 部屋には暖房がない。夜は10度〜20度ないくらいまで冷えたはず。友達はあんま寒いって言ってなかったから、僕自身がかなりの寒がりなのが原因かもだけど、掛け布団が薄めだったので寒かった。防寒着をちゃんと持ってこればよかったと後悔してた(途中から掛け布団を増やしてもらえたので、それなりにあたたかく寝れた)。
朝食を食べ、6時半に出発。ちょくちょく休憩を挟み、9時45分に塩見岳に到着。 10時下山開始。11時に塩見小屋へ。おもてなしして貰っちゃった(おはぎとお茶を頂いた)。 11時50分に塩見小屋を出発。沢に寄って、15時到着。 (※塩見岳に登った詳しい話は、別記事で書きます)
賄いを作ったり風呂に入ったりして、19時半から自由。 21時就寝。
8月7日(7日目):CW(モールス信号)で初交信!
5時半起床。寒くて3回くらい目が覚めた。 10時15分から1時間半の休憩。
休憩の時間に無線やったら、CW(モールス信号)初交信できた!SWRも下げれた! 適当にCWでCQを出してたら、なんか聞こえてきて、よく聞いてみたら僕のコールサインを打ってるから「返答来てる!」ってテンション上げ上げだった。めちゃ嬉しかったけど、「どう返したらいいんだ?」って戸惑いながら交信してた。
途中から友達が腰が痛くて休んでる。明日帰るかも、お大事に。 お仕事19時に終わり。21時就寝。
8月8日(8日目):長い休憩と、発電機を止める消灯作業

5時半起床。今日は8時半から休み時間。今日は長く休めそうでハッピー。
13時から仕事。今日は19時半の発電機を消すやつもある。 消灯作業は、毎日発電機を止める仕事。夜はソーラーパネルで蓄えていた電力を使って山小屋の電気をまかなっている(発電機を止めると充電とかはできなくなる)。 21時就寝。
8月9日(9日目):団体さんの対応と動画編集
5時40分起床。9時から11時までと、15時から16時までおやすみだった。 17時半過ぎから団体さんの対応で忙しかった。 19時45分にお仕事終わり。動画編集してみて、21時就寝。
8月10日(10日目):自転車を担いで登ってきた人
5時40分起床。自転車で来てる人がいてテンション上がってた。静岡側から来て三伏峠小屋まで自転車を担いで登ってきて、鳥倉から下山して長野に抜けていった人。マジでえぐい。その人にインスタを教えてもらって毎回見させてもらってる。
13時から14時半まで休憩。そこからはお仕事。19時前に終わり。
8月11日(11日目):外国人のお客さんに自分の登山靴を3万円で譲った
5時半起床。
前日(10日)、小屋泊の外国人のお客さんが宿泊するときに、「靴が壊れちゃったんだけど、山小屋の登山靴を購入させてくれないか?」と聞きに来た。かかと側のソールががっつり剥がれてた。オーナーさんが「山小屋の靴を売ることはできないから、靴が直らなかったら下山してね」って話していて、その時はガムテープとか接着剤とかを提供した。
翌日(11日)の朝、そのお客さんが朝ごはんに来てたので「靴直りました?」と聞いたら「直ってない」って言ったから、「下山するんですか?」と聞いたら「進みます」と言われた。 なので、「僕ので良ければ個人的に幾らかでお譲りできますよ」と言ったら、「買わせてくれ」と言われ、お譲りした。セールスした感じ。
譲ったのは、僕のノースフェイスの登山靴(THE NORTH FACE メンズ CRESTON H MID WP)。定価を聞かれ、「2.5万くらいです」って言ったら「3万で買わせて」と言われ、3万円を手にしてしまった。ありがとう。 履いてもらったら「かなりタイトだけどgood」だって。もし靴が壊れちゃったときの予備って感じで使ってもらった感じかな。そして2人でツーショットを撮ってバイバイした。
そのため、その後は自分のクロックスか山小屋の長靴で歩くしか選択肢がなくなった。
9時45分から休憩。アマチュア無線したり、ゴロゴロしたりしてた。 12時からお仕事。初めて外国の人の対応をした。
後半(12日目〜24日目:TJARの選手との遭遇、クロックスで小河内岳、長靴で悪沢岳ピストン、最終日の給料まで)は、次の記事に続く。


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